成人式前撮りをする場合、大切なものが振り袖です。ドレスやスーツで参加する人もいますが、東京で主流なのは和装のようです。とくに、女性は私物をさまざま持ち込まなくてはいけません。多くのスタジオやサロンでは、成人式前撮り撮影の小物持参を受け付けています。そこで、実際着付けてもらうときどんな準備が必要なのか解説します。
振り袖の持ち込みをする場合必要なもの
東京の多くの写真館では、成人式前撮りの際の振り袖持ち込みを認めています。中にはレンタルから着付け、撮影までをすべて担当するサービスもあるようです。しかし、一生に一度の記念として晴れ着を作ってもらったり、代々受け継がれている衣装があったりする場合もあるでしょう。
お母さんやおばあさんの思い出のある衣装は、家族の人にもうれしい思い出になりそうです。そうした場合は、自前の着物を使いたいものでしょう。振り袖持参の場合は着付けに必要な小物も一式揃える必要があり、肌着や襦袢、紐や伊達締めや帯などです。
家庭で着付けてもらうのは難しいので、下着や着崩れ防止のための小物は決して忘れないようにしてください。当日にすべて持ち込もうとすると、荷物が多くなってしまう場合があります。事前にスタジオに連絡をしておき、着物などを預かってもらえるか確認しておくことも大切です。
撮影と着付けが別の場所の場合は、着付けをしてもらうサロンと連絡をとっておきましょう。必要なリストをあらかじめ用意してくれることもあります。
衣装持ち込みの場合の注意点をチェック
振り袖などの和装束は、たとう紙という専用の紙の入れ物で保管されています。こうすることで、大切な着物の型くずれやシワを防ぐのです。しかし、東京のスタジオによって、たとう紙を外して衣装をもってくるようにお願いしているところもあるようです。たとう紙に入ったままでは、場所をとってしまいます。
着付け室はスペースが限られているので、場所を取る荷物は敬遠されるのです。着物をたとう紙から出して持ち運ぶ場合は、仕立て線に沿って丁寧にたたみ風呂敷で包みます。帯枕や帯締めなども箱に入ったままではなく、取り出してひとまとめに包んでおきましょう。
成人式の前撮りは、日によって混み合うことがあります。撮影の直前になってから、自分の持ち物がどこに行ったかわからなくなってしまうことは絶対に避けたいものです。そのため、振り袖一式の荷物はわかりやすい柄の風呂敷にひとまとめにしておきましょう。もちろん、荷造りの際の忘れ物には充分注意しましょう。
女性ならこだわりたい髪飾りも持ち込める
着物や帯にボリュームが出る振り袖には、ヘアセットも重要なポイントになります。着物がいくら素敵でも、髪型がシンプルすぎるとバランスが悪くなり写真映えしなくなってしまうからです。あらかじめ、美容室のスタッフからアドバイスされることもあるでしょう。髪型を印象的に整えるには、髪飾りを使うのが一般的です。
かんざしや花飾りなど、着物と同様に代々受け継がれている由緒ある品物を使うのも家族のよい思い出になります。スタジオでヘア小物を販売してくれるところもありますが、一度きりで使わなくなるものは買うのにためらうものです。
そこで、生花を髪にさしてもらうという方法も人気です。ぱっと華やいだ雰囲気になる生花の髪飾りは、晴れの日の装いとしてもぴったりでしょう。ただし、細工物の飾りにくらべて扱いが難しいのがデメリットといえます。生花の持ち込みをしたい場合は、ヘアセット担当のスタッフと事前によく打ち合わせしておきましょう。
成人式前撮りの準備として持ち込めるのは、衣装や小物一式になります。和服には充分こだわり、忘れ物がないようにまとめておくことが重要です。