成人式の前撮り写真は一生残るものなので、自分が一番納得できるベストな状態でのぞみたいものです。スタジオでプロの方にお願いして素敵なメイクを施してもらえますが、自分でこだわりのメイクをしてから撮影したい方も多いと思います。そこで成人式の前撮りに自分で化粧をしていくことは可能か、その場合の注意点などについて説明します。
成人式前撮りはセルフメイクでも可能
ほとんどの写真スタジオでは自分で行ったセルフメイクで撮影にのぞむことが可能です。とくに都心部や東京でのスタジオでは、自分で化粧してからの撮影に対応してくれるところが多くあります。家でセルフメイクをした状態で撮影スタジオに向かい、着物の着付けやヘアスタイルだけ行ってくれるような流れが主流です。
ほとんどのスタジオ内にはお化粧直しができる鏡やドレッサーなどが準備されているので、自分で化粧をして出発した後も現場で少しお直しして撮影にのぞめます。
ここで気をつけなければならないのは、東京都心部での撮影時間やパックには時間の制限があることです。着物の着付けには想像以上の時間がかかるので、あくまで現場ではお直しするのみという程度まで自宅でメイクを仕上げて向かうのが失敗しない方法です。また着物を着てからバランスが気になるということもあるので、事前に何を持っていくか想定して自宅で練習してみると安心でしょう。
自分で化粧をする成人式前撮りのコツ
着物やドレスなど華やかな装いをするときは、普段とは違ったメイクを心がけるのがポイントです。とくに成人式前撮りでは華やかな柄の振袖を身につけるため、顔もそれに負けないように華やかに仕上げると美しい成人式前撮り写真ができ上がるでしょう。
自分で化粧をする時のポイントは、アイライナーとハイライトです。撮影スタジオのライティングは明るいので、目の周りに細いラインを引いておくと照明があてられた時も凹凸が飛ばずにキレイに撮影できます。この時に気をつけたいのは、逆に太いラインや濃い色のアイシャドウで深みを出してしまうと、顔が暗く着物の上品な雰囲気が損なわれてしまうことです。そのため、細く意識して引くとよいでしょう。
またハイライトは肌に若々しい輝きと華やかさを添えるのに大事です。シェーディングなど暗い色で凹凸を作るより、ハイライトのような明るい色で凹凸を作る方が着物の華やかさが引き立ちます。口元にはグロスなどで輝きを添えるのもキレイです。
自分で化粧に自信がない時は美容院へ
東京都心部などは、美容院が撮影スタジオの周辺に多いのも特徴です。東京はイベントなどでの撮影が多いので、着物の着付けやそれに合わせたヘアメイクに慣れている美容院が数多くあります。自分で化粧に自信がない時や、わざわざ撮影用のメイクアイテムを揃えるには予算が、という場合にはこういった美容院を活用してみましょう。
このような美容院の多くは着付けに慣れているため、いつも行っている場所に問い合わせてみるのもよさそうです。美容院でお願いすることが決まったら、当日着る予定の着物やドレスの写真を持っていって事前にイメージを打ち合わせておきます。
普段とは違う華やかな色を身につけるので、どんな色のアイシャドウやリップを使うかどうか美容師さんと相談するとよいでしょう。馴染みの場所だったら、相談の上で使いたいコスメを持参してメイクに取り入れてもらうということもできます。また目元などとくにこだわりのある部分だけ自分で化粧をさせてもらえる場合があるので、相談してみましょう。
一生に一枚の成人式前撮り写真で後悔しないように、万全の準備をしてのぞみたいですね。着物を着て気になることもでてくるので、しっかり着付けなくても身体に着物を合わせたりして当日のコスメやヘアスタイルを事前にイメージしてみましょう。