大人としての第一歩を踏み出す成人式。特に女性は前撮りするなど一大イベントですよね。しかし、着付けや美容室の予約はバッチリでも普段通りのメイクだと仕上がりのイメージが違って失敗・・という話もよくあります。今回は、セルフ派もプロにお任せ派も失敗しないメイクのポイントを紹介します。
成人式前撮りのメイクを自分でやるときのポイント
成人式は人生の一大イベントですが、振袖や着付け・ヘアメイクなど時間やお金がかかりますよね。メイクは自分でできそう、できるならやってみたいと思う人も多いと思います。そんな時に押さえておきたい、振袖に合うメイクのポイントを紹介します。
ファンデーションはマットに仕上げる
まずは振袖に合う肌作り。ファンデーションはマットに仕上げます。マットとは、艶を抑えた質感のことです。マットに仕上げるためにはまず毛穴の凹凸をなくす必要があるため、しっかりしたメイク感になります。落ち着いた大人っぽい雰囲気で陶器のようなきめ細やかに仕上げます。少し軽さを出したい場合は、ややツヤがあるセミマットに仕上げましょう。日本人形を思い浮かべればイメージしやすいですね。
リップは濃い目に
リップは、マットな肌にメリハリがつくよう濃い目を使います。普段はナチュラルカラーが多い人も、思い切って濃い目にチャレンジしましょう。ツヤ感が出るグロスよりもマット系がより相性がいいのでおすすめです。
アイメイクもしっかり目に
リップと同じように、アイメイクもしっかり目を意識しましょう。普段はナチュラルで眉を薄めに描いている人はやや濃い目を意識します。アイラインもしっかり切れ長に引くと上品に仕上がります。アイシャドウは振袖の色と合わせると馴染みが良くおすすめです。
チークは自然に
振袖の場合、チークは自然に血色が良く見える程度にしましょう。普段のメイクはワンポイントで入れるなど流行に沿った入れ方は避けた方が成功しやすくなります。
カラーは振袖に合わせる
リップやアイメイクは、振袖に合わせると統一感が出ます。振袖でも人気の赤など暖色系には同じ系統のものを、緑や紫など寒色系にはシックな色を合わせることも失敗しないポイントです。
プロに任せるメリットとデメリット
メイクに自信がない人は、プロに任せるのもおすすめです。ただし、任せきりではなくメリット・デメリットをしっかり抑えておきましょう。
プロに任せるメリット
プロに任せるメリットは、振袖や自分の肌などを総合的に判断してメイクを考えてくれることです。自分には似合わないだろうと思っている色でも、プロにかかれば普段とは違う自分に仕上がるかもしれません。振袖やヘアメイクとのバランスを取り、より個性が光るコーディネートが期待できます。実際にプロの技術を見ることで、今後のセルフメイクの参考にもなりそうですね。
また、撮影に適したメイクに仕上がるのもプロならでは。写真撮影はさまざまな角度やポーズで長時間に及びます。プロが使用するメイク道具は長時間でも持ちがよく崩れにくく、より美しく写真に残せます。撮影に同行してくれる場合もあり、途中のメイク直しにも対応してくれることもあります。
プロに任せるデメリット
プロに任せる最大のデメリットは費用がかかることです。撮影に同行してくれる場合はより高額になる可能性があるので事前に確認しておきましょう。行きつけの美容室なら普段のコミュニケーションのなかでメイクのイメージを伝えられますが、着付けに対応していない場合はいつもとは違う美容室に依頼することになります。その場合、うまく伝わらずメイクの仕上がりがイメージと違った、となる場合も。イメージに近い写真を見せるなど、積極的に伝えることで失敗を防ぎましょう。
自分でメイクをするメリットとデメリット
プロに頼まず自分でメイクをする場合は、どんなメリット・デメリットがあるか解説します。
自分でメイクをするメリット
自分でメイクをすれば、思い描いたままに仕上がります。色味や濃さなどを細かく調整でき、当日までにさまざまなパターンを試すこともできます。自分だけで判断せず、家族や友人の意見も取り入れながら納得できる仕上がりを追求しましょう。
メイクが楽しい・自信がある人はぜひチャレンジしてみましょう。メイク代を安く抑えられることもセルフのメリットですが、なかには着付代にメイクが含まれている場合もあります。その場合はあまり費用の節約にならない場合もあるので、事前に相談しておきましょう。
自分でメイクをするデメリット
自分でメイクをするデメリットとしては、和装に合わないメイクになってしまう可能性があることです。洋服に合うメイクは和装には相性がよくない場合が多く、メイクと振袖が全く合っていない状況になりかねません。
また、その時は良いと思っていても、写真映りが悪かったり撮影中にメイクが崩れてきたりする可能性もあります。メイクの腕に自信がない場合は、プロに任せた方が良いでしょう。
まとめ
成人式の前撮りは、大きなライフイベントを思い出に残す大切なイベントです。普段着慣れない振袖に合うメイクは、洋服の時とは全く違うものです。メイクに自信があり楽しみたい・メイク代を節約したい場合は、和装に合うメイクのコツを押さえて自分でトライしてみましょう。メイクに自信がない場合はプロに頼むのもおすすめです。メイクのイメージがある場合は、写真を使うなどしっかりとプロに伝えましょう。全身のバランスが取れたコーディネートで、納得いく撮影にできるといいですね。