成人式の前撮りに行く際、持ち物のタオルを何に使うのか疑問に思う人は多いでしょう。今回は、前撮りの際にタオルが必要となる理由や持っていくタオルの厚みやカラーに加え、前撮りに行くときの服装の注意点についても解説します。これから成人式の前撮りを控えている人、持ち物にタオルがある人は、ぜひ参考にしてみてください。
タオルが必要な理由
成人式の前撮りでは振袖を着ることになりますが、着付けの際に使用するのが補正タオルです。補正タオルは振袖だけでなく浴衣の着付けに使われるケースもあり、体の凹凸を埋めるようにして体型を補正する役割を持ちます。普段身につけている洋服は、基本的に身体のラインに沿うことを想定したデザインで作られているのが特徴です。
対して、振袖や浴衣などの着物は直線的なシルエットであるため、女性らしい体型にそのまま合わせてしまうと着用時にシワがよったり、着崩れしたりする原因になります。補正タオルを胸下やみぞおち、お腹まわりなどにかませることで、身体を着物に合わせた直線的なシルエットに補正できます。
「補正タオルを使うと着膨れするのでは?」と感じる人もいますが、振袖や浴衣の直線的な形が活きた美しい着こなしが可能です。
持っていくタオルはどのようなものがよい?
体型補正に使用するタオルは、専用の商品が売られているわけではありません。自宅で使用しているフェイスタオルのようなもので、大体80×30cm程度のサイズを用意しましょう。サイズは厳密に揃える必要はないため、一般的なフェイスタオルのサイズ感であれば問題ありません。
また、一口にタオルといってもさまざまなデザイン・厚みのものがあります。補正タオルの柄が着付け後に透けてしまう心配はありませんが、基本的にはホワイトの無地のタオルを用意するのが無難です。タオルの厚みに関しては、分厚い高級タオルのようなものは向かないため、一般的な厚みのものや少し薄いものを数枚ずつ準備するのがおすすめです。タオルの枚数を指定されていない場合には、一般的な厚みのタオルを3枚、薄めのタオルを2枚用意しておけば安心となります。
前撮りに行くときの服装
成人式の前撮りに行く際には、服装にも注意しなければなりません。以下では、前撮りに行く時の服装について、注意すべき点を2つ紹介します。
トップスは前開きのものを選ぶ
前撮りの際は、着付けの前にメイクとヘアセットを済ませるのが通常です。そのため、Tシャツやトレーナーなどを身につけていると、服を脱ぐときに完成したメイク・ヘアセットが崩れてしまう可能性もあります。シャツやブラウスなどの前開きのトップスであれば、スムーズに服を脱いで着付けを開始できるでしょう。
下着のワイヤーにも注意
ワイヤー入りの下着は前撮りの際に禁止ではないものの、出来れば避けた方がよいアイテムのひとつです。振袖の着付けには、胸紐、腰紐、コーリンベルトなどのさまざまな着付けアイテムを使用します。ワイヤー入りの下着を身につけていると、ワイヤーがきつくあたって痛みを感じてしまうこともあるでしょう。
さらに、先述の通り、着物は女性らしい曲線が目立つ体型では着こなすのが難しいため、補正タオルなどで身体のラインが直線的になるように調整します。ワイヤー入りの下着はバストを寄せて大きく見せる効果もあるため、身体の凹凸を目立たせたくない前撮りの際には不向きであるといえるでしょう。
まとめ
今回は、成人式の前撮りでタオルが必要な理由や持参するタオルの種類に加え、前撮りに向かう際の服装の注意点について詳しく解説しました。成人式の前撮りでは、体型の凹凸を埋めて着物に合う直線的なシルエットにするため、タオルで補正しながら着付けします。タオルに指定はありませんが、基本的には無地で厚すぎないタオルを持参するのがおすすめです。
特に指示がない場合には、通常の厚さのなかフェイスタオルを3枚、薄めのフェイスタオルを2枚用意しておけば安心です。また、前撮り当日は前開きのシャツやブラウスを着用していくことで、着付け時に完成したメイクやヘアセットが崩れることもありません。これから前撮りを控えている人は、今回の記事をぜひ参考にしてみてください。