スマートフォンの普及により好きな時に撮影して、画質のよい写真をデータで大量に残せるようになりました。しかしスマホに大量の写真データが入ったままになっている方も多いのではないでしょうか。そんな方は思わぬアクシデントによって大切な写真データを失ってしまうかもしれません。正しい保存方法を知って大事な写真データを守りましょう。
パソコンやスマホだけに保存しておくのはリスキー
今は写真をデータで残せる時代です。わざわざプリントするのは面倒だからと、デジタル機器1か所にデータを入れたままにしていませんか?しかし、「もし写真のデータが消えてしまったら…」というリスクを考えてみましょう。とくにスマホの紛失や水に落として故障、なんてことはよくあることです。
確率は低いとしても、大事な思い出や、何年も前から撮りためてきた写真が0になってしまったら、そのショックは大きいに違いありません。「写真のデータを失いたくない!」と思った方は今すぐ、バックアップデータを保存しましょう。
写真データの保存方法
写真データを保存する方法についてはさまざまな方法があります。どれも簡単にできるため、一つでも保存先を増やしましょう。ここでは、写真の保存方法を3つご紹介します。
クラウドへの保存
写真、動画の保存方法として今よく使われているのがクラウドストレージです。写真をアップロードすることで、自動的にバックアップを取ることができます。多くのサービスでは一定の容量までは無料なのが利点で、アプリをダウンロードすればパソコンでもスマホでも簡単に利用できます。
しかし、クラウドサービスも万能ではないということは念頭に置いておきましょう。通信の障害によって、写真を見たい時にアクセスできなかったり、不正アクセスによってクラウド上の写真データが外部に漏れたりする可能性はまったくないとは言い切れません。このようなリスクも踏まえた上で使用の検討をしてみてください。
パソコンへの保存
バックアップと聞いて一番に思いつく方法がパソコンへの保存かもしれません。接続してフォルダを作り、そこに移していくだけなので大変簡単な作業です。しかしデータ容量が大きくなるほど、パソコンの動作が遅くなってしまうことがあるので、その場合はほかの保存方法と併用するとよいでしょう。
外部メディアへの保存
写真屋さんで写真のデータをDVDでもらったことがある方もいるでしょう。SDカードやDVD、外付けHDDなどの外部メディアに保存する方法も有効です。しかしSDカードは小さく、紛失しやすいこと、また寿命が短いことなどから何年後かにはデータが見られなくなってしまうリスクもあります。手軽さでいえばDVDのほうが劣化に強く安心といえるでしょう。HDDの場合はバックアップソフトを利用すると自動で同期できる点が便利です。
写真データを保存するときのポイント
写真データのバックアップ作業は誰にでも簡単にできます。そこで写真データを保存する時には、できるだけ二重でバックアップを取っておきましょう。たとえばスマホしか持っていない人は消えて欲しくない写真だけでもプリントしておく、加えてクラウドへの保存を行います。
パソコンを持っている方はプリントのほか、クラウドや外部メディアへ保存しておくと、パソコンが故障した時にも大事な写真データを守ることができます。先ほどもお話ししましたが、クラウドもパソコン同様、万能ではありません。バックアップは厳重にするほど安心です。
また、写真データが大量にある方は目的別に分けて保存するとよいでしょう。記録として絶対に保存しておきたい写真はDVDやHDDに保存し、遠くに住む家族と共有したい写真は共有も可能なクラウドストレージでの保存がおすすめです。また、パソコンへの保存であれば、日にちや行事ごとにフォルダを分けると探しやすくなります。せっかくバックアップを取るなら整理しながら保存しておくと後で見やすくなり便利でしょう。
まとめ
スマホで毎日のように写真を撮るという方も多いと思います。バックアップは取っていても、写真データが大量になってしまうとバックアップ作業も面倒に感じてしまう方も多いのではないでしょうか。そんな方は週末や月末など日にちを決め、定期的に少しずつバックアップ作業を行うとよいでしょう。習慣にしてしまえば面倒に思えなくなるかもしれません。どんな写真も失いたくない大切な思い出です。プリントやフォトブックの作成とあわせての保存もおすすめです。写真のデータ保存は厳重に行いましょう!