七五三や成人式など、神社、お寺を使って記念撮影をするタイミングは少なくありません。神社やお寺はロケーションとして最高の写真が撮れるので、記念撮影をしたいと思う方は多いかと思いますが、神聖な場所で写真撮影するからこそ、覚えておきたい守るべきマナーがあるので覚えておきましょう。
神社やお寺で撮影するときの注意点
神社やお寺で撮影するときには、そもそも境内で写真撮影をしてよいか事前に確認しておきましょう。神社やお寺によっては、撮影がそもそもNGだったり、撮影が許可されていても一部エリアでは撮影が禁止されていたりする区画が設けられています。
事前に受付に申請しないといけない場所もあるため、神社やお寺ごとの決まりを確認しておきましょう。また撮影許可を頂いたとしても、境内や拝殿に許可なく機材を置いたり拡げたりしてはいけません。三脚をはじめとした器具が庭園や境内を傷めてしまう可能性は高いため、できるだけ撮影はコンパクトに、最大限の配慮をするのが鉄則です。
そして当然ではありますが、ほかの方のご迷惑にならないように撮影を行いましょう。参拝客の方はもちろん、祈祷中など神事を行っているときの撮影は絶対にNGです。また、神社とお寺で撮影をするときには最初に必ず参拝をすることも忘れてはいけません。神様や仏様を撮影する行為は本来の信仰の形ではないため、撮影させていただくという気持ちを込めてご挨拶をしてから撮影をはじめましょう。
神社で撮影するときに守るべきマナー
神社で撮影をするときにはまず、手水舎で手と口を清めるのがマナーです。こちらは参拝前に行うマナーでもありますが、手水舎で手と口を清めてから参拝を行い、参拝後、撮影前に受付やスタッフの方に声をかけるようにしましょう。撮影料の奉納が必要な神社もあるので、1,000円~2,000円程度準備しておくことも忘れずに。
次に、正中から撮影しないのが鉄則です。正中は参道の真ん中の道のことを呼びますが、その道は神様が歩く道とされているため真正面から撮るのは失礼にあたります。本殿や鳥居を撮影したいときには、正中を避けてやや斜めから撮影するように心がけましょう。
お寺で撮影するときに守るべきマナー
次にお寺で撮影するときに守るべきマナーについてお話します。お寺撮影の際にも神社同様に、必ず参拝をしてから撮影をはじめましょう。小規模なお寺の場合は本堂でお参りをしますが、手水舎がない場合もあるかと思うためその際は省略して構いません。
ご焼香が焚かれている場合は、摘まんで一拝を3回行い合掌してお参りをしましょう。お寺での撮影の際にも必ず撮影前に受け付けやスタッフに一声かけてください。一般的に本殿内の撮影は禁止となっていますが、お寺によっては次の予約がない場合など、本堂で撮影できる場合もあるため、本堂を撮影したい場合は様子をみて行うとよいでしょう。
ただし本堂は非常にデリケートな場所なので、機材を直接置くような行為をしてはいけません。神社やお寺を参拝するときには、首からぶら下げられるタイプのカメラを利用すると、管理しやすいでしょう。
まとめ
神社やお寺で撮影をするときにはこのように、守るべきマナーやルールがあるので注意が必要です。ただし、事前に確認をしておけばそこまで難しいことではありません。最高のロケーションでベストショットを撮れるため、記念写真を撮る際にいかがでしょうか。自分一人で撮るのが心配な場合は、フォトスタジオの出張撮影などを利用して撮影してもらうと安心です。大切な記念写真に失敗が起きないように、セルフ写真だけではなくプロへ依頼することもぜひ検討してみてください。