思い出の写真を残す方法として人気のあるフォトブック。しかし、デザイン性が高いことから、製本の手順がむずかしく感じる方も少なくありません。今回は、フォトブックを作成するうえで選択する必要のある、サイズ・製本の仕方を紹介します。本記事を読めば、スムーズにフォトブックが作成できるようになるでしょう。
フォトブックのおすすめのサイズ・形は?
お店やネットサービスによって異なる場合があるものの、基本的なサイズ・形は以下のとおりです。いずれも薄くてコンパクトであるため、持ち運びやプレゼントにも適しています。それぞれの特徴を知り、写真のかたちやデザイン性で選択しましょう。
縦145mm✕横145mm
縦の写真と横の写真をバランスよく所有している方、バランスよく撮影する方におすすめの正方形タイプです。もっともコンパクトなサイズでもあるため、値段も抑えられる傾向にあります。CDジャケットと同等のサイズ感だと思ってよいでしょう。
縦205mm✕横145mm
A5サイズ相当です。正方形タイプよりもレイアウトが自由になりつつも、本棚で保管しやすいサイズ感だといえます。
縦185mm横185mm
文字入れをしても窮屈でないサイズ感の正方形タイプです。大きく写真をレイアウトすることもできるため、デザインもしやすいでしょう。
縦287mm✕横203mm
A4相当サイズであり、縦の写真が多い方にはとくに使いやすいタイプです。とくにスマートフォンで撮影することが多い方が選択する傾向にあります。写真を大きなサイズで載せられるため、インパクトやデザイン性のあるフォトブックに仕上げることができるでしょう。
フォトブックの製本の仕方は?
フォトブックを製本する際、写真選定やデザイン以外にもいくつか決めることがあります。カバーのタイプや本の綴じ方など、自由に組み合わせられることが多いです。
カバータイプ
厚みがあるハードカバータイプは、市販の写真集などでもよく使われます。高級感があるだけでなく、長期保管にも適しているタイプです。
一方、雑誌やパンフレットに近いソフトカバーは安価であり、持ち運びにも適しています。薄く仕上げられるため、保管しやすいです。
イベントなどの特別な写真はハードカバーを、日常の写真はソフトカバーを仕様するなど、写真ごとにわけるのもよいでしょう。
本の綴じ方
代表的な綴じ方として、合紙綴じ・無線綴じ・中綴じ・リング綴じがあげられます。
見開きをフルフラットにできる合紙綴じは強度も高いです。無線綴じは糸や針金を使わずに糊で綴じる方法であり、フォトブックでよく採用されます。中綴じは2つ折りにした折り目部分を針金などでとめる、シンプルな綴じ方です。リング綴じは、その名のとおりリングなどに通して綴じます。
フォトブックのプリント方法は?
つづいて、写真の見え方に直結するプリント方法を紹介します。お店やネットサービスによって異なる場合がありますが、一般的なプリント方法は以下の2つです。
写真仕上げ
写真要の印画紙を用いてプリントします。sRGB出力方式・レーザー露光方式を採用しているため、超高画質に仕上がるプリント方法です。インクを使用していないことから、インクの劣化もなく長持ちする仕上げ方ともいえます。
印刷仕上げ
家庭用プリンターでプリントするときのように、紙にシアン・マゼンタ・イエロー・ブラックのインクを塗布して仕上げる方法です。CMYK出力方式ともよばれ、4つのインクを加減することで色を再現します。従って、安価であるものの、写真仕上げよりも画質が劣る仕上げ方です。
まとめ
今回はフォトブックを作成するうえで、選択することになるサイズや製法タイプを紹介しました。それぞれ特徴があるため、選択する際は悩むこともあるでしょう。悩んだ際は、残したい写真のサイズや向きで選ぶのもおすすめです。フォトブックといっても種類やタイプがたくさんあることが分かったかと思います。このことを参考に素敵な思い出を自分なりのかたちとして楽しく残してみてくださいね。