パスポートを取得する際に必要となる証明写真。みなさんはどこで撮影していますか?一番に思いつくのはスピード写真機かもしれません。しかし、動き回る赤ちゃんや小さなお子様の証明写真の撮影は難しく、パスポートの写真には細かなルールもあるため、取り直しで苦労する方もいるようです。そんな時はプロに撮影をお願いしてみませんか?
パスポートの写真はフォトスタジオで撮れる
フォトスタジオというと、七五三のお祝いや成人式の晴れ着姿、家族写真など思い出の写真を残すために訪れるイメージがあるかもしれません。そこで知っておきたいのが「証明写真もフォトスタジオで撮影してもらうことができる」ということです。
フォトスタジオで撮影するメリットとしてはまず、サイズや規格に沿った写真が確実に撮れるという点でしょう。パスポート用の写真は帽子をかぶっていないもの、影がないもの、ぼやけていないものなど、ほかにも細かい規定があるため、規定に沿わない部分が生じてしまうと申請が通らないケースがあるのです。また、パスポートの有効期限は5年または10年と長く使うものです。できるだけ写りのきれいな写真を使いたいですよね。
フォトスタジオでは納得いく写真が撮れるまで、取り直しをしてくれるところが多いという点も強みです。スピード写真機で何回も撮り直すより、お得に撮影ができます。写りについても、プロが撮影した写真の方がより美しく仕上がるためおすすめです。
パスポートの写真を撮るときのルール
パスポート用の写真を撮影する際に注意しなければならない点がいくつかあります。申請が通らず撮り直しをして、パスポートを取得できたのが旅行の直前だった!なんてことにならないよう、規格をしっかり確認しておきましょう。
サイズは?
サイズは縦45mm、横35mmの写真を用意しましょう。顔の縦の長さが全体の70~80%になるよう撮影します。横を向いていたり、左右どちらかに寄っていたり、また首を傾けた写真はNGとなりますので、スピード写真で撮影する場合には気をつけましょう。
いつ撮影した写真でも良い?
写真は、パスポート申請日から6ヶ月以内に撮影したものを用意します。画像の加工についてはNGとされていますので、目を大きくする、美白などの加工はしないようにしましょう。
写真の背景について
服や髪の毛と背景色が同じ色にならないようにしましょう。白髪の人が白い背景、金髪の人が黄色い背景にしてしまうと、髪の毛と背景との境目がわかりづらくなってしまいます。背景色は淡い色の無地であれば、問題ないとされています。
どんなメイクや髪型でも良い?
髪型に規定はありませんが、顔の輪郭が隠れないような髪型にしなければなりません。よって髪の長い方は耳にかけたり、結んだりして顔の輪郭を出すことが必要です。タートルネックやハイネック、パーカーのフードも顔が隠れる可能性があるので注意しましょう。また、マスクや色付き眼鏡、サングラス、大きなイヤリングといった顔の一部が隠れるような装飾品を身に着けた写真もNGです。メイクに関してはカラーコンタクトの装着や、つけまつげによって影ができているような写真も使用できません。
パスポートの写真を撮るときのポイント
証明写真の撮影では、できるだけきれいに写った写真にしたいと思うのは誰もが同じでしょう。写真を撮る際に、服装やメイクに少し気をつかうだけでも、写真写りは各段に良くなります。まず、服装は色に気をつけてみましょう。パスポートでは淡い色の背景色を使用するので、同じような淡い色や白を選んでしまうと、ぼやけた印象になってしまいます。柄のない、少し濃い目の色の服を選ぶと良いでしょう。
また、首元は鎖骨辺りまですっきりと開いていた方が、首元をきれいに見せてくれます。髪型については、前髪で眉まで隠れてしまうと目元に影ができてしまったり、暗い印象になったりしてしまいます。前髪は上げるか横に流し、おでこを少し見せるようにすると良いでしょう。女性は、メイクでも印象を変えることができます。すっぴんではなく、きちんとメイクするようにしましょう。いつもより多少濃いメイクの方が、顔立ちがはっきりと写ります。
まとめ
「パスポートの写真、簡単に撮れるものだと思っていたけれど、規格が想像以上に厳しいんだな」と感じた方もいるでしょう。フォトスタジオでは、パスポートの細かな規格をしっかり把握した、プロのカメラマンによる撮影が可能です。自分であれこれ考えながら撮影するよりスムーズに撮影ができ、申請を確実に通る写真が用意できるのでおすすめです。5年~10年と長く使うパスポートの写真。自分の納得のいく写真を用意したいものですね。