スマホで手軽に写真が撮れるものの、できはイマイチということはありませんか。どうせ撮るなら、きれいに仕上げたいですよね。ポイントさえ押さえれば、スマホでもきれいに撮影することは充分に可能です。ここでは、素人でもできるテクニックを紹介します。
被写体は中心に配置せずにズラそう
写真を撮るとき、被写体を中心に置こうとしていませんか。真ん中に写したいものを持ってくるのは悪くないものの、面白味にかけてしまうことも少なくありません。どっしりとした安定感が強くなってしまうので、動きや変化が乏しくなってしまうことが原因です。どの写真も何となく同じ印象になってしまうといった場合、無意識の内に被写体を中心にして撮影する癖がついてしまっているかもしれません。
そんなときは、画面中心から被写体をズラすことがおすすめです。被写体が中心から外れるほど雰囲気が劇的に変わり、いつもとは違った感じにできます。また、写真を撮るときは、真正面から撮るだけが選択肢ではありません。動き回り、さまざまな角度から被写体を見つめ、気に入ったところを見つけるようにしましょう。同じ被写体でも、角度が変われば、写り方は大きく変わります。いろいろと試すことが大切です。
撮りたいものにフォーカスしよう
せっかく素敵な瞬間を撮影したのに、後から写真を見てみると、何か違う感じになってしまったということもあるのではないでしょうか。めったにない瞬間や、貴重な1枚が残念なできになってしまうと、とてもガッカリしてしまいます。被写体の選び方や、撮影しようとした意図はよかったのに、できはイマイチという場合、余計なものが写り込んでしまい、無駄の多い写真となっていることが原因です。
たとえば、ネコを撮影する場合、必ずしもネコの全身を画面におさめる必要はありません。表情が可愛いと思えば、顔だけにフォーカスすればよいですし、しっぽを撮りたいなら、しっぽだけにフォーカスすることも可能です。ネコ以外の不要な要素が写り込んでしまうと、他のものにも目が行ってしまうので、ネコのインパクトが薄れてしまいます。極力、不要な要素を排除し、撮りたいものにフォーカスするようにしましょう。そうすれば、撮影の意図をしっかり表現できるようになります。
スマホの便利機能は積極的に利用しよう
スマホで写真を撮る際、積極的に利用したいのがあらかじめ搭載されている便利な機能です。すでに備わっている機能なので、使わない手はありません。とくにおすすめなのが、グリッド線と明るさの調整機能です。グリッド線は、撮影をする際の補助になります。画面上で、どの位置に被写体があるのか把握しやすくなりますし、水平バランスを取る際にも役に立ちます。
使って損はない機能なので、撮影前に表示させるよう設定しておくことが欠かせません。また、写真をきれいに撮りたいなら、明るさの調整機能を積極的に利用することが大切です。
逆光で撮影すると被写体が暗くなってしまったり、影で潰れる部分が出てしまったりということも多いです。しかし明るさ調整機能を使えばきちんと撮影できるので、何が写っているのかわからないといったことは避けられます。また、コントラストを高めて被写体を強調するといった使い方もできるので、素人の撮影には欠かせない機能といえます。
スマホで写真を撮る際は、被写体の位置や選び方に工夫をすることが欠かせません。ちょっと視点を変えるだけで、写り方は大きく変わります。いつもできがイマイチと感じる場合には、いろいろと試してみましょう。同じ被写体でも、工夫すれば、ずっとよいものが撮れます。また、スマホに備わっている便利な機能を使うこともおすすめです。グリッド線や明るさ調整機能は、写真のできを劇的によくしてくれます。素人の撮影にはとても役立つ機能ですので積極的に活用するようにしましょう。