「インスタ映え」という言葉は、若者の中ですでに古い言葉になっています。「インスタ映え」が流行語大賞に選ばれたのは2017年です。今ではありのままの自分の生活を投稿するナチュラルスタンスに変わってきています。この記事では最新トレンドのナチュラル映えとその撮影のコツについてご紹介します。
ナチュラル映えが最新
今のトレンドはずばり「ナチュラル映え」になります。可愛らしくてキラキラしたものから、おしゃれな日常を切り取ったものにシフトしてきています。社会現象を起こした「インスタ映え」ですが、今ではかっこ悪いや恥ずかしい、逆にダサいといった印象が強くなってきています。
理由としてはとても簡単で、若者がインスタ映えに疲れたからです。「インスタ映え」が流行語大賞に選ばれたのは2017年です。当時は学生や若者に人気だった「Instagram」に30代以降の大人の利用者が増え始め、キラキラ感が失われていくようになりました。「ナチュラル映え」は加工や盛りで作り上げられたフォトジェニックな写真とは正反対で、おしゃれでリアルな日常を切り取ったものにシフトしています。
スマホのノーマルカメラで撮るのが人気
少し前までは学生たちの間で「SNOW」や「BeautyPlus」などの加工アプリは必須でした。しかし、今はあえて「ノーマルカメラ(スマホの標準のカメラ)」で撮影するのがひそかなブームになっているのです。
ノーマルカメラは、“盛る”というよりおしゃれな雰囲気で撮影できます。若者間で人気の「TikTok」は「フィルター」を使って顔や背景を加工して動画を投稿するのが主流でしたが、なんと「無加工フィルター」が登場しました。
盛らない・無加工のナチュラルな写真を撮る方法
自然体におしゃれに見える写真を撮るのは思っているより簡単です。コツをまとめましたので悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
余白をつくる
1つの被写体を撮影するときは引き立たせるために“余白”を意識してみるのがおすすめです。上手に余白をつくることで、ゆとりができ垢抜けた感を出すことができます。
スクエアサイズ(1:1)で撮る
プロフィールから見られるInstagramの投稿サイズは「1:1」のスクエアサイズとなっています。最初からスクエアサイズで撮影すると投稿する際のイメージが湧きやすく、バランスを崩すことなく撮影し投稿できます。ストーリーを投稿するときは「9:16」の縦長全画面サイズで撮影するとおすすめです。
被写体によって撮影する位置を変える
まず、料理は真上から撮影してみましょう。真上から撮影することを“日の丸構図”や“俯瞰撮影”といいます。海外雑誌のような雰囲気でおしゃれに撮影できます。水準器アプリを使うとカメラが水平になっているか確認できるのでおすすめです。ケーキやパフェなどの高さや層があるものは真横から撮影するとカラフルな色彩を綺麗に写すことができます。コスメはシンプルな布やシーツの上で撮影するのがおすすめです。シーツによって自然な影を作ることができ立体感を出せます。
また、全身写真は腰の位置で撮影して貰ってみてください。腰の位置まで屈んでもらい、少しスマホを上に傾けて撮影してもらうとなおいいです。自然にスタイルアップでき足が長くみえるのでおすすめです。
統一感を出す
すべての投稿の世界観を統一させてみましょう。色彩に規則性や雰囲気に統一感があるとよりおしゃれさが上がります。Instagramのプロフィール画面の統一感を確認してくれるアプリを使ってみるのもおすすめです。
まとめ
「インスタ映え」の定義はどんどん変化していっています。また「チル」という言葉も使われるようになってきています。英語の「Chillout」からきていて、ゆったりしているという意味があります。ゆったりしてナチュラルな写真がチルで映えるのですね。最新トレンドのナチュラル映えした写真は多くの人の心を惹きつけるものがあります。結局飾らない写真が一番です。自分を偽らないで素敵な日常を切り取って撮影してみてください。