家族写真をはじめとした、記念写真をフォトスタジオで撮影する方は少なくありません。せっかく記念撮影をするときには、縁起の悪い日を避けて写真を撮るのがおすすめです。記念撮影をするときには、どんな日取りで撮影をした方が良いのか、記念写真を撮影するときに気を付けたい、仏滅や赤口事情や縁起の良い日についてお話しします。
七五三のお参りでは仏滅や赤口を避けるべき?
お子さんとの記念写真のなかでも鉄板といえるのが、七五三のお参りの際の記念写真です。お参り前にフォトスタジオで撮影をする、というご家庭も多いかと思いますが、七五三のお参りの際にはできるだけ、仏滅や赤口を避けるといいでしょう。
仏滅や赤口はどちらかというと、お祝いごとに不向きの日、吉凶において凶を指す日になります。ですが仏滅と違い赤口の場合は、11時~13時の間は吉の時間帯ですので、どうしても赤口の日にしか、お参りにいけないということであれば、その時間帯にお参りに行くのがベストです。
また、そもそも神道や仏教には、仏滅や赤口の概念は関係ないとも言われていますので、仏滅や赤口にしかお参りにいけない、ということでしたらその日に行っても問題はありません。ただし、ご親族の方で、気にされる方がいる場合もありますので、気にされる方がいる場合は、出来れば避けた方がいいでしょう。
知っておきたい六曜とは
縁起を気にするうえで知っておきたいのが、六曜の概念です。六曜とは、上記でお話をした赤口と仏滅のほかに、大安、友引、先勝、先負の4つを合わせた、合計6つの吉凶を表すものを指します。
大安は六曜のなかで、最も吉とされる日、仏滅は最も縁起が悪いとされる日、赤口は午前11時~13時までの間のみが吉で、それ以外が凶の日、先勝は午前中が吉で午後が凶、先負は午前が凶で午後が吉、友引は午前11時から13時までの間のみ凶とされており、それぞれ時間帯によっても吉凶が大きく異なるのが特徴です。
六曜を考えて記念写真を撮る際には、大安がベストですが、そのほかの六曜でも時間帯を調整すれば、吉凶の影響を受けることはないでしょう。フォトスタジオによっては、大安の日のみスタジオが混んでいる所もありますので、日程を決めたら早めに予約を撮るのがおすすめです。
仏滅や赤口以外で気をつけたい日
六曜以外にも、日本では縁起が悪いと考えられている日がいくつかあります。代表的な日が不成就日です。こちらは選日の一種で、たとえこの日が大安だとしても、不成就日だった場合は、縁起が悪い日になると言われています。お祝いごとの写真はもちろん、結婚や引越し、開店など何をしても、成就しないとされる日なので注意が必要です。
また、受死日のように葬儀以外は、何をやるにも不向きな日、歴注のなかで最も縁起が悪い日と言われる日もあれば、何をするにも大凶とされている実死日という日もありますので、縁起が気になる方は、こちらも合わせて確認しておくといいでしょう。とくに実死日は、何もせずにじっと家のなかで過ごしておいた方が安心とまで言われています。こちらは年間で30回程度ありますので、縁起を気にする方は、これらの日も注意するのがおすすめです。
まとめ
フォトスタジオで七五三の記念撮影をする際はもちろん、ご家族の思い出写真、記念写真を撮る際には、できるだけ縁起が良い日を選ぶのがおすすめです。大安吉日のように六曜を考えて選ぶのも良し、そのほかの考え方から選ぶのも良し、大切なのはご家族が、笑顔で写真を撮れる日を選ぶということでしょう。せっかくの思い出写真が、苦い思い出とならないように、縁起が良い日を選んで、お参りに行くのがおすすめです。縁起が良い日は、フォトスタジオも予約が埋まりやすいため、早めに予約するといいでしょう。