東京のフォトスタジオの中には、悪徳なやり方をしているところもあります。
特に一生に一度しかない記念写真を悪徳業者に任せてしまうとすれば後悔しきれないでしょう。
そこで、悪質な業者にはどのような特徴があるかを見ていきましょう。
最初に提示した金額と請求金額が異なる
東京にある悪徳フォトスタジオの特徴の一つは、最初に提示した金額と後から請求する金額が大きく異なることです。
例えば、成人式の写真を撮影したときに、セット料金が\20.000と書かれていたとします。たいていこの金額は、ほかのフォトスタジオの金額よりも大幅に安く設定されています。そうすると、お客さんの方も「この金額ならば申し込んでもよいだろう」と判断し思わず契約をしてしまうことが多いです。
ところが、写真を撮影した後、お金を払う時に「実は写真撮影に伴う費用が別にある」と追加料金をとるようなことがあります。結果的に、相場より高い金額を請求してきています。
ポイントは、後から追加料金を請求してくることです。しかもその追加料金のことを事前に説明していませんので、かなり悪質と言えるでしょう。
また、写真フレームなどもセットの見本として提示されたものよりもランクが落ちるものを渡されることがあります。それに対して反論をしても「全く同じフレームとはどこにも書かれていない」などと言いくるめられてしまうこともあるでしょう。
見本と仕上がりが全く異なる場合がある
写真撮影をする場合、より質の高いお店にお願いをするでしょう。特に記念写真の場合には、美しい仕上がりの写真を撮影してくれる所ならばぜひ任せたいと考えるに違いありません。
ところが、悪質業者の場合には見本を提示するときすばらしく仕上がりが良い写真を提示します。お客さんも、「このレベルのものができあがるならばこのフォトスタジオに任せても問題ない」と考えるかもしれません。
ところが、実際に出来上がった写真を見ると、到底見本とは似ても似つかないような雑な写真が提示されます。お客さんの方も、見本と随分違うことを認識していながらそれをお店側に伝えることも難しいです。
なぜなら、写真の質に関して契約の段階で何も説明していないからです。しかも、写真の質は客観的な基準がありませんので見本の写真と違ったとしてもどこがどのように違うのかを説明するのは難しいでしょう。
その手の心理を突いて、いい加減な写真を提示するところも存在します。法律上は錯誤による契約の無効を使うことができそうですが実際には錯誤を証明するのは非常に難しいです。そのため、泣き寝入りをすることの方が多くなります。
悪徳業者を避けるために理解しておきたいこと
悪徳業者は、可能な限り契約をする前の段階で避けたいところです。もちろん契約をする前の段階で避けるのが理想ですが、なかなか難しいこともあるでしょう。
そこで、どのようにしたら事前に避けることができるか知っておくべきです。一番理想的なのは口コミで評判などを事前に確認しておくことです。
最近はインターネットで様々な情報が出ており、業者が一方的に情報を提供するのではなく消費者の立場から多くの情報が提供されています。せっかくこのような情報があるのならば利用しない手はありません。
もちろん、インターネットの情報の多くは匿名になりますので参考にならない部分もありますが、全く何も情報がない状態よりもはるかに安心できる部分があります。
もし、運悪く契約してしまった場合には、その後泣き寝入りをするのではなくしっかりとした対策を立てる必要があります。その一つが、消費者センターになります。消費者センターは、相談窓口がありそこに電話をすると専門家が対応してくれます。
また、直接消費者センターに行って被害状況を説明する方法もあるでしょう。これにより、契約自体が無効になることも少なくありません。
悪質業者の特徴の一つが、事前に提示した金額よりも高い金額を請求するパターンです。もう一つは、事前に提示した内容と違うものを納品するパターンになります。
それぞれ、相手も口八丁手八丁で上手に説明しますのでなかなかに見抜くのは難しいものです。ですが、最近はインターネットの情報があふれており消費者の立場から口コミを提供する機会が多くなりました。それらを見ることで判断できるでしょう。
このように、事前に対策を理解しておけば悪質業者を見抜くことは可能になります。