話す言葉や食文化など、国が変わると、びっくりするほど違いがあるものです。ウェディングフォトに関しても、同じことがいえます。今回の記事のテーマは、みなさんも大いに関心のある韓国ウェディングフォトです。日本のやり方と比較しながら、その魅力について解説していきましょう。ぜひチェックしてみてください。
日本のフォトウェディングの違い
大切なパートナーとの結婚が決まったら、当然、どんなウェディングフォトで人生最高の瞬間を残すのか、問題になってきます。最近、ウェディングフォトの世界で注目されているのが、韓国スタイルです。日本との違いはいったいどこにあるのでしょうか?
日本のウェディングフォトの特徴といえば、情緒あふれる和空間や厳かなチャペルなどをバックにして、比較的動きの少ない状態での撮影が多いことです。穏やかで静的な画面から、二人の幸せがじわじわとあふれてくるような仕上がりといえます。
反対に、韓国のウェディングフォトは、国民性の影響ゆえか、独特の世界観をもとに、動きを意識したものが多く、演出に関しても映画に匹敵するほど本格的です。躍動感に満ちた情熱的な印象に、たくさんのカップルが魅了されているのも納得できます。
韓国フォトウェディングの特徴
さらに、韓国ウェディングフォトについて深掘りしていきましょう。日本との明確な違いは、ストーリー性を重視した作品世界にあります。日本のウェディングフォトでは、光を上手に活かしつつ、シンプルな背景に仲睦まじい二人がよく映える、といったものが一般的なテイストです。
たとえるなら、五七五の少ない言葉で世界を表現する俳句、といえるかもしれません。韓国ウェディングフォトの場合は、いわば、壮大な物語絵巻です。凝った撮影セットやライティング、小道具を駆使し、映画のワンシーンを切り取ったような世界観を立ち上げます。
とくに、たなびくベールを大胆に使ったカットは、韓国ウェディングフォトの真骨頂です。また、レタッチ技術の高さも見逃せません。あくまで微調整のために使う日本に対し、韓国では、美肌加工や体型補正を惜しげもなくフル活用します。ちなみに、さぞかしメイクも趣向を凝らしたものだろうと思いきや、実は、韓国ウェディングフォトはナチュラルメイクが主流。このギャップも面白いところです。
日本でも韓国風フォトウェディングは撮れる!
ここまで読んだ方なら、ますます韓国ウェディングフォトに興味が湧いたにちがいありません。できれば同じように自分も撮ってほしい。そう願うのは当然です。ただ、お隣の国とはいえ、海外でのウェディングフォトは勝手の違いもあり、少しハードルの高さを感じる人もいるかもしれません。そんなみなさんには、韓国ウェディングフォト風に撮影できる日本のフォトスタジオがうってつけです。
その際には、以下のポイントに注意して選ぶようにしましょう。まず、本場と同様に、コンセプトや世界観の完成度が高いかどうか。これはホームページやSNSなどで紹介される撮影画像を見れば、簡単にわかります。そして次に気をつけたいのは、十分な広さをもったスタジオが完備されているか否かです。こだわり抜いたセットでも、あまりにも手狭だった場合、魅力は半減します。あとは、レタッチ技術のレベルやアルバムの出来映えもひと通りチェックしておきたいところです。
まとめ
今回の記事では、いま話題の韓国ウェディングフォトの魅力、日本との違いを解説しました。両者の大きな相違点は、シンプルな佇まいを好む日本と、ゴージャスさで勝負する韓国、といえるかもしれません。それぞれのお国柄が象徴されているようで、興味深いものです。みなさんはどちらを選びたいですか?日本でも韓国ウェディングフォトは撮影可能です。利用する際は、人生の主人公として、かけがえのないひとときを目一杯楽しんでみてください。