昨今の結婚式の前撮りでは和装が人気になっています。そして、前撮りの費用や持ち物、適した撮影場所や季節などを事前に確認しておくことで、満足度の高い撮影が計画できます。本記事では、結婚式の前撮りに和装を選ぶ人が多い理由やフォトスタジオの選び方、和装で前撮りを行う際に注意するべきポイントについて解説します。
結婚式の前撮りに和装を選ぶ人が多い理由
流行や年代問わず似合う日本の伝統的な婚礼衣裳
和装は日本人が長く受け継いできた伝統的な婚礼衣裳です。つまり、流行やトレンドに左右されず、幅広い年代の人が着用できる衣裳です。
一方、ウェディングドレスは肌を露出する部分が多く、着用に抵抗がある人も少なくありません。また、最近は和装でも着こなしや髪型、小物合わせや色合わせもトレンドに応じて楽しめるようになっています。つまり、和装であっても自分にあったコーディネートや個性を出せる着こなしも可能になっています。
日本の四季折々の景色にあった色柄が選べる
和装は日本の四季に合った色や小物、柄が幅広くあります。着用する季節や希望のロケーションにあったデザインを選ぶことができる点も和装の魅力です。そして、撮影するロケーションや季節にあった和装を着用して写真を撮ることで、最高の思い出を残すことができます。
結婚式より格安で和装が楽しめる
結婚式での色打掛の平均レンタル費用は、白無垢17.9万円、色打掛26.9万円、ウェディングドレス26.6万円となっています。
フォトウェディングや前撮りの衣裳代は、ヘアメイクや着付けを含め、1~5万円程度が相場となっています。つまり、フォトウェディングや前撮りの平均費用は結婚式での衣裳レンタル代より安く、普段は選ばない衣裳も思い切って選ぶことができます。
結婚式の前撮りを行うフォトスタジオはどう選ぶ?
衣装のバリエーションは充実しているか
和装で撮影することが決まっている場合、白無垢や色打掛などの和装に注目してチェックしておくことをおすすめします。自分たちの撮りたいイメージにマッチした衣装がスタジオにあるのかどうか、カタログなどの資料で事前に確認しておくと安心です。
さらに、試着が可能なスタジオであれば、気になる衣装を実際に着用してみることもおすすめです。また、多くの撮影スタジオでは和装の撮影プランが用意されています。
その際、和装プランで着用したい衣装がプランに含まれているのかという点を確認しておくことが重要です。プランの内容によって選択できる衣装が決まっており、他の衣装を選択すると追加費用が発生する場合があります。
ヘアメイクの技術に満足できるか
前撮り写真においてヘアメイクは非常に重要なポイントです。前撮り写真におけるヘアスタイルやメイクのトレンドは、年々変化します。また、トレンドを取り入れたヘアメイクも素敵ですが、自分がしたいヘアメイクを行えるかという点も確認が必要です。トレンド感と自分の要望が叶うかどうかというポイントを押さえておくことで、満足できる写真を撮影できます。
また、花嫁一人ひとりに似合うヘアメイクをしてくれるスタジオを選ぶことで、最高の思い出を残すことができます。前撮りスタジオを検討する際は、カタログだけでなくスタジオのホームページやSNSアカウントで過去の作品を見て、希望のヘアメイクができるか見ておくことをおすすめします。また、事前にヘアメイク担当者に相談できるケースもあります。どうしてもやりたい髪型がある場合は事前に相談しておきましょう。
きちんとした対応をしてくれるか
質問に対する対応が遅い、要望が叶わないなど対応に不安が残るスタジオはおすすめできません。一方、資料請求をしてすぐに対応してくれるスタジオや質問に対して親身になって答えてくれるスタジオは、安心して撮影をお願いできます。
結婚式の和装前撮りを行う際に注意するべきポイント
スタジオ撮影では天候の心配はありませんが、屋外でのロケーション撮影の場合は天候が重要なポイントです。一週間前から天候のチェックをし、万が一、雨が降りそうな場合は撮影スタジオと延期の日程について相談することをおすすめします。
また、和装の場合は体のラインが出ないため、全身のケアは必要ないと思われがちです。しかし、露出している顔、うなじ、手は目立つため、ケアすることをおすすめします。撮影当日までにフェイシャルケアやネイルなど行うことで安心して撮影に臨むことができます。
そして、業者によって異なりますが、和装での前撮りの持ち物は主に肌に直接触れるものは準備するように指定されることが多くあります。撮影スタジオに事前に必要なものを確認し、撮影に間に合うよう手配しておくと安心です。
まとめ
昨今の前撮りでは和装の人気が高まっています。人気の理由として、流行や年代を選ばす着用できることや日本の四季にあった衣装を楽しめることなどが挙げられます。そして、フォトスタジオ選びには衣装のバリエーションやヘアメイクの技術、対応などを確認することをおすすめします。また、撮影日から1週間前には天候のチェックを行い、和装着用時に露出している顔、うなじ、手は目立つためケアしましょう。