いま結婚するカップルに人気なのが、フォトウェディング。大きな挙式を挙げない代わりに、豪華な衣裳を着た姿をアルバムとして残す方も増えています。フォトウェディングの撮影方法として、スタジオでの撮影と屋外で行うロケーションフォト撮影がありますが、どちらがよいのでしょうか。今回はそれぞれのメリットとデメリットを解説します。
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フォトウェディング撮影をスタジオで行うメリット
フォトウェディングにおけるスタジオとは、写真スタジオで行う撮影のことです。多くのスタジオでは背景や小物を複数用意し、好みのポージングで撮影できます。照明や機材は本格的なものが用意されているので、細部にこだわって撮影できるのが特徴です。そんなスタジオ撮影のメリットは3つあります。
1つ目は天候に左右されないことです。天気や気温の心配をすることなく、快適な環境で撮影できます。撮影時の衣装はドレスや着物といった、普段着慣れていない服装ですよね。スタジオ撮影なら汗やほこりの心配をする必要がありません。
2つ目は本格的な撮影が短時間で完結できることです。スタジオ撮影では、小物を使って好みのポージングをしたり、写り方を細かく調整したりできます。またロケーション撮影と比べて、お直しや移動の時間もないため、撮影時間は1~2時間と短時間。忙しくて日程調整が難しい方や、作りこんだ写真を求める方におすすめです。
3つ目は費用が抑えられることです。撮影場所までの移動時間や人の手配が不要なため、ロケーションフォト撮影よりも安く済みます。撮影プランも豊富なので、予算に合わせてオプション追加など、カスタマイズも可能です。
フォトウェディング撮影をスタジオで行うデメリット
スタジオ撮影はロケーションフォト撮影よりも簡単に行える分、仕上がりは無機質なものになってしまう可能性があります。それはセットや小物が決まっている分、撮影できる写真の幅に限りがあるからです。自分たちだけの写真を撮りたい場合は、小物を持参したり、具体的な完成イメージをカメラマンと共有したりしましょう。
またプランが豊富な分、安さだけで選んでしまうと、写真の修正が最低限であったり、アルバムに載せられる写真の枚数が少なかったりすることがあります。基本プランにはどこまで含まれているのか、オプションでどれくらい仕上がりが変わるか、内容は事前にきちんと比較しましょう。
フォトウェディングのロケーションフォト撮影のメリット
ロケーションフォト撮影最大の魅力といえば、屋外ならではのダイナミックな撮影でしょう。桜吹雪や新緑の森、雪景色など、四季折々のリアルな風景を写真の背景にできます。思わずSNSに挙げたくなるでしょう。
また好きな場所で撮影もできます。事前に許可は必要ですが、2人の思い出の場所や好きな場所、SNSで気になっていた場所など、思い思いの場所でハレの写真が撮れます。撮影時間そのものもよい思い出になりますよね。なかには新婚旅行を兼ねる方もいるようです。リゾート地で2人だけの楽しいひとときを写真に収めてくれるので、自然な表情が撮れると人気があります。
また寺院や教会などで撮影する場合、神前式や小さな挙式を執り行ってくれる場合があります。結婚式当日はバタバタして、ゆっくり写真を撮れなかったという話も多々あるので、フォトウェディングでしっかり写真に収めてもよいかもしれませんね。ロケーションフォト撮影では2人の思いが詰まった、オリジナリティあふれる写真を撮ることができます。
フォトウェディングのロケーションフォト撮影のデメリット
デメリットは3つあります。1つ目は屋外で撮影する分、どうしても天候に左右されます。重たい衣裳を着て移動するため、どうしても強風や暑さ・寒さの影響は避けられません。撮影にはスタイリストがつきますが、ヘアスタイルやメイクの多少の崩れは覚悟した方がよいでしょう。雨などで撮影が中止・延期になった場合は、日程調整や追加費用がかかることがあるので、事前に確認が必要です。
2つ目は、日にちや場所の制限があること。寺院や教会で撮影したい場合、撮影できる日が限られています。人気の場所だと半年前から予約が埋まることもあるので、希望の場所がある場合は早めに業者に相談することを勧めます。また場所によっては撮影を受け付けていない場合もあります。
3つ目はスタジオ撮影より費用がかかることです。カメラマンやスタイリスト、移動交通費など、スタジオ撮影と比べて、時間と手間が発生します。結婚は挙式や披露宴、新婚旅行など、イベントが多く、費用がかさみます。全体の予算と合わせて、どこまで行うかお互いで相談しましょう。
まとめ
スタジオ撮影とロケーションフォト撮影のメリット・デメリットを解説しました。スタジオ撮影は手頃で安価な分、オリジナリティや撮影のクオリティにばらつきが出やすいです。対してロケーションフォト撮影はダイナミックな写真が撮れますが、費用や天候を考慮する必要があります。どちらを選択する場合でも、きちんとスタジオや専門業者に相談し、契約前にきちんと条件を確認することが大切です。記事を参考にして、ぜひ後悔のない、2人のステキな写真を撮影してください。